最期まで楽しく自宅で笑顔で過ごせますように。

私は開業に至るまで、神奈川県のケアミックス病院で勤務していましたが、当時より在宅医療の必要性を感じていました。その後、立川の病院に戻ったときには、立川に在宅診療所が2件ほどしかなく、「これは大変！」と感じて開院したのが2006年になります。

在宅診療所として開院してから10年以上経ちますが、年々在宅診療のニーズは高まっています。その中で、私たちは「リハビリを主体とした診療」を目指しています。
「終末期であっても、最期まで自宅で笑顔で過ごしてほしい」それを私たち医療チームはもちろん、患者さまとそのご家族と一緒に取り組んでいきたいのです。1つのチームの中に「医療」「看護」「リハビリ」のエッセンスを兼ね備えること。他職種との連携がチーム内で完結していれば、よりよい医療を患者さまへ提供できると考えております。

今日も笑顔で！

在宅診療に携わる中で、患者さまが亡くなられてから「こういう会話をしておけばよかったな」とか「さよならが言えなかった」など後悔するご家族をたくさん見てきました。
患者さまやご家族が住み慣れたご自宅で、本当の想いを伝えられる一助となることが、私たちの大切な仕事の一つです。
病気の治療だけではなく、人として元気に楽しく過ごせる医療を提供したい。「患者さんもご家族も、そして私たちスタッフも、1日1回は笑いましょう」というのが私たちの理念です。