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自宅でどこまで診てもらえる?訪問診療でできること・難しいことを解説

自宅で訪問診療を受ける高齢女性と、笑顔で相談に応じる女性医師のイメージ。訪問診療でできる診察・検査・治療と、自宅では対応が難しい医療について解説する画像。

「家でも採血や点滴をしてもらえるのだろうか」

「通院が難しくなっても、今までの治療を続けられる?」

「もし病状が悪くなったら、自宅ではどこまで対応できるのだろう」

訪問診療を検討するとき、このような疑問を持たれる患者さまやご家族は少なくありません。

実は、訪問診療で受けられる医療は、診察やお薬の処方だけではありません。

患者さまの状態に応じて、血液検査や点滴、床ずれの処置、在宅酸素の管理、緩和ケアなど、さまざまな医療を自宅で受けられる場合があります。

一方で、病院でなければ実施できない検査や治療もあります。

大切なのは、「自宅で何でもできる」と考えることではなく、できることと難しいことを知り、必要なときに病院とも連携できる環境を整えることです。

東京都立川市の諏訪の森クリニックでは、女性医師を中心に、患者さまとご家族の想いを大切にした在宅医療を行っています。

この記事では、訪問診療で受けられる診察・検査・処置の内容と、自宅での対応が難しいケースについて、わかりやすくご紹介します。

訪問診療は「自宅で診察するだけ」の医療ではありません

訪問診療とは、病気や身体の状態などによって通院が難しい方に対し、医師が計画的・定期的にご自宅や入居施設を訪問する医療サービスです。

診察では、血圧や脈拍、体温などを確認するだけでなく、病気の経過や普段の生活の様子も伺います。

例えば、次のような変化が診療の参考になります。

こうした変化を確認しながら、必要に応じて検査や薬の調整、医療的な処置などを行います。

訪問診療の特徴は、病気だけでなく、患者さまが日々どのように暮らしているかを直接確認できることです。

諏訪の森クリニックでも、通院が困難な患者さまのご自宅や施設を定期的に訪問し、診察や薬の処方、必要な処置などを行っています。

訪問診療で自宅で受けられる7つの医療を紹介する図解。診察・お薬の処方、血液検査・尿検査・心電図、床ずれの処置、点滴・中心静脈栄養、在宅酸素療法、カテーテル・インスリン注射の管理、がんの痛みの管理・緩和ケアについて解説。

自宅でもここまでできる。訪問診療で受けられる7つの医療

「病院へ行かなければ受けられない」と思われがちな医療のなかにも、自宅で実施できるものがあります。

ただし、すべての訪問診療クリニックが同じ検査や処置に対応しているわけではありません。

また、対応可能な処置でも、患者さまの病状や安全性を考慮し、医師が実施の必要性を判断します。

ここでは、諏訪の森クリニックの公式ホームページで案内している診療内容を中心にご紹介します。

1.体調の確認・慢性疾患の管理・お薬の処方

訪問診療で基本となるのが、定期的な健康管理です。

医師が全身の状態を診察し、病気の経過や体調の変化を確認します。

例えば、高血圧や糖尿病などの慢性疾患がある場合は、必要な検査結果や普段の体調を踏まえて、治療方針を検討します。

また、服用しているお薬の種類や量を確認し、必要に応じて処方の調整を行います。

「最近、薬が飲みにくくなった」「飲み忘れが増えた」といったことも、遠慮なく相談していただきたい内容です。

2.血液検査・尿検査・便検査・心電図

訪問診療では、自宅で実施できる検査もあります。

諏訪の森クリニックでは、血液検査・尿検査・便検査・心電図に対応しています。

血液検査では、検査項目に応じて貧血や腎機能、肝機能などを確認できます。

また、尿検査や便検査は、病状に応じた身体の状態の把握に役立ちます。

心電図は、心臓の電気的な活動を記録し、不整脈などを調べる際に用いられる検査です。

ただし、自宅でできる検査だけで、すべての病気を診断できるわけではありません。

医師が詳しい検査を必要と判断した場合は、設備のある医療機関での検査を検討します。

3.床ずれ(褥瘡)の治療・処置

長時間同じ姿勢で過ごす方では、身体の一部に圧力がかかり続けることで、床ずれができる場合があります。

床ずれは「褥瘡(じょくそう)」とも呼ばれ、皮膚やその下の組織が傷つく状態です。

訪問診療では、傷の状態を確認し、必要な治療や処置を行います。

諏訪の森クリニックでも、床ずれの治療と処置に対応しています。

また、床ずれを繰り返さないためには、傷の処置だけでなく、体位変換や寝具、栄養状態など、普段の生活環境を見直すことも大切です。

必要に応じて訪問看護や介護サービスなどと連携し、療養生活を支えていきます。

4.点滴・中心静脈栄養の管理

病状によっては、点滴や栄養管理が必要になる場合があります。

諏訪の森クリニックでは、点滴注射や中心静脈栄養の管理に対応しています。

中心静脈栄養とは、太い静脈に留置したカテーテルを通して、必要な栄養を補給する方法です。

口から十分な栄養を取ることが難しい場合などに検討されますが、実施には適切な医学的管理が必要です。

また、当院では胃ろうや経鼻栄養などの管理にも対応しています。

ただし、点滴や栄養管理は、希望すれば必ず実施できるものではありません。

患者さまの病状や身体の状態を踏まえ、医師が必要性と安全性を判断します。

5.在宅酸素療法の指導・管理

呼吸器の病気などによって、身体に必要な酸素を十分に取り込めない場合、在宅酸素療法を行うことがあります。

在宅酸素療法は、医師の指示に基づき、ご自宅で酸素供給装置を使って酸素を吸入する治療です。

諏訪の森クリニックでは、在宅酸素の指導と管理に対応しています。

酸素の使用状況や体調を確認しながら、必要な医学的管理を行います。

なお、酸素の流量などは自己判断で変更せず、医師から指示された方法で使用することが大切です。

息苦しさが強くなった場合などは、あらかじめ案内された連絡方法に従って相談してください。

6.カテーテル管理・インスリン自己注射の指導

自宅での療養では、医療機器やカテーテルの管理が必要になることもあります。

諏訪の森クリニックでは、留置カテーテルの管理・交換や、インスリン自己注射の指導・管理などに対応しています。

例えば、尿を排出するためのカテーテルが必要な方では、カテーテルの状態や排尿状況などを確認します。

また、糖尿病でインスリンを使用している方では、血糖の状態や注射の実施状況などを確認しながら、必要な指導や治療の調整を行います。

医療機器や注射の管理について不安がある場合も、医療スタッフに相談することが大切です。

7.がんの痛みの管理・在宅での緩和ケア

がんなどの病気によって、痛みや息苦しさ、不安などのつらさが生じることがあります。

緩和ケアは、こうした身体的・精神的な苦痛を和らげ、患者さまがその人らしく生活できるよう支える医療です。

諏訪の森クリニックでは、末期がんによる痛みの管理や緩和ケアに対応しています。

また、公式ホームページでは、腹水穿刺にも対応することを案内しています。

腹水穿刺は、お腹にたまった腹水を針などを用いて排出する処置で、実施の必要性や安全性については医師が慎重に判断します。

在宅での緩和ケアを考える際には、痛みの管理だけでなく、ご本人がどのように過ごしたいかという希望も大切です。

「住み慣れた自宅で過ごしたい」

「家族と一緒に穏やかな時間を大切にしたい」

そのような想いに寄り添いながら、療養を支えていきます。

訪問診療と病院で受けられる医療の違いを比較した図解。自宅での診察・採血・点滴・在宅酸素・緩和ケアと、病院で対応するCT・MRI検査・手術・集中治療などを紹介。
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自宅では難しい医療もある。病院での対応が必要なケース

訪問診療では、さまざまな検査や医療処置を自宅で受けられる場合があります。

しかし、すべての医療を自宅で完結できるわけではありません。

特に、専用の大型医療機器を必要とする検査や、手術設備・集中治療設備を必要とする治療などは、病院での対応が必要になります。

CT・MRIなどの詳しい画像検査

CTやMRIは、専用の大型医療機器を使って身体の内部を詳しく調べる検査です。

一般的な訪問診療では、自宅でこれらの検査を実施することはできません。

詳しい画像検査が必要になった場合は、検査設備のある医療機関での受診を検討します。

手術や高度な専門治療

全身麻酔を伴う手術や、専門的な設備が必要な治療などは、通常の訪問診療では対応できません。

また、専門医による詳しい検査や治療が必要な場合にも、病院などの医療機関との連携が必要です。

重い呼吸不全や循環不全などへの集中治療

重い呼吸不全や循環不全など、集中的な全身管理が必要な状態では、入院による治療が必要になることがあります。

自宅での療養を希望している場合でも、病状によっては病院で治療を受ける方が適切なことがあります。

大切なのは、「自宅で治療を続けること」だけを目的にするのではなく、ご本人の希望と医学的な必要性を踏まえ、適切な医療を選択することです。

病状が急に悪くなったら?訪問診療と病院の連携

在宅療養を始めるとき、ご家族が特に心配されるのが急な体調の変化です。

「夜中に熱が出たらどうすればいい?」

「突然息苦しくなったら、誰に連絡すればいい?」

そのような不安に備えるためにも、診療開始前に緊急時の連絡方法を確認しておくことが大切です。

諏訪の森クリニックでは、当院の訪問診療を受けている患者さまに対して、24時間対応する体制を設けています。

緊急時の連絡先については、初回面談時にご案内しています。

また、立川中央病院などの近隣医療機関と連携し、病院での検査や入院治療が必要になった場合に備えています。

ただし、24時間対応とは、必ずすぐに医師が訪問できることや、すべての症状を自宅で治療できることを意味するものではありません。

病状に応じて、電話での指示や往診、病院への搬送などを判断することがあります。

なお、意識がない、呼吸が正常でない、突然の激しい胸痛など、生命に関わる可能性がある症状の場合は、訪問診療への連絡を待たずに119番へ通報してください。

在宅医療は医師だけで完結しない。看護・リハビリとの連携

訪問診療では、医師による診察や治療に加えて、看護やリハビリ、介護などの支援が重要になることがあります。

例えば、医師が病状を管理しながら、訪問看護師が日常的な健康状態の確認や必要なケアを行う場合があります。

また、歩行や立ち上がりなどの日常動作が難しくなった場合は、リハビリテーションによる支援が役立つこともあります。

訪問看護でできること

訪問看護では、看護師などがご自宅を訪問し、健康状態の観察や療養上のケア、医師の指示に基づく医療的処置などを行います。

必要な支援は患者さまによって異なるため、医師やケアマネジャーなどと相談しながら利用を検討します。

訪問リハビリテーションでできること

訪問リハビリテーションでは、理学療法士などがご自宅を訪問し、身体機能や日常生活動作の維持・改善を目指して支援します。

諏訪の森クリニックでは、介護保険を利用した訪問リハビリテーションにも対応しています。

当院が大切にしているのは、単に筋力をつけることだけではありません。

ご自宅の廊下や階段など、実際の生活環境を確認しながら、「自分でできることを続けたい」という希望に合わせた支援を行っています。

また、当院では患者さまの「やりたい」という気持ちを大切にしています。

例えば、好きな歌を歌うことや、外でお茶を楽しむことなど、その方が大切にしている活動も生活の目標として考えていきます。

医療・看護・リハビリが連携しながら、患者さま一人ひとりの生活を支えることが、在宅療養では重要です。

立川市で訪問診療をお考えの方へ

諏訪の森クリニックは、東京都立川市柴崎町にある在宅療養支援診療所です。

院長をはじめ女性スタッフが多く、患者さまやご家族が安心して相談できる関係づくりを大切にしています。

在宅医療では、病気の治療だけでなく、患者さまがどのような生活を送りたいかという希望を確認することも重要です。

「今までどおり自宅で暮らしたい」

「できることは自分で続けたい」

「家族と一緒に穏やかな時間を過ごしたい」

そのような想いを大切にしながら、必要な医療や生活支援について考えていきます。

訪問診療の対象エリア

当院は立川市を中心に、クリニックから半径約5km圏内の隣接地域についてもご相談を受け付けています。

周辺には、国立市、国分寺市、日野市、昭島市、東大和市、武蔵村山市、小平市、福生市などがありますが、それぞれの市の全域が対象となるわけではありません。

実際に訪問できるかどうかは、ご住所や診療体制などによって異なります。

また、ご自宅だけでなく、有料老人ホームなどの介護施設への訪問についてもご相談いただけます。

訪問診療で受けられる医療に関するよくある質問(FAQ)

Q.訪問診療では毎回どんなことをしますか?

A.患者さまの病状や診療計画に応じて、血圧や脈拍などの確認、診察、薬の調整などを行います。必要に応じて検査や処置を行う場合もあります。

Q.自宅で採血や心電図を受けることはできますか?

A.諏訪の森クリニックでは、血液検査・尿検査・便検査・心電図に対応しています。ただし、実際に必要な検査は医師が判断します。

Q.食事が取れなくなった場合、自宅で点滴はできますか?

A.当院では点滴注射や中心静脈栄養の管理に対応しています。ただし、食事が取れない原因や全身状態によって対応は異なります。点滴を行うかどうかは医師が判断し、必要な場合には病院での検査や治療を検討します。

Q.在宅酸素を使用していても訪問診療を受けられますか?

A.当院では、在宅酸素療法の指導と管理に対応しています。現在使用している機器や治療内容について、事前にご相談ください。

Q.がんの緩和ケアも自宅で受けられますか?

A.当院では、末期がんによる痛みの管理や緩和ケアに対応しています。実際の診療内容は、患者さまの病状やご本人・ご家族の希望などを踏まえて検討します。

Q.訪問診療を始めると、病院には通えなくなりますか?

A.必ずしもそうではありません。専門的な検査や治療が必要な場合などには、病院と連携して診療を続けることがあります。

Q.夜間や休日に体調が悪くなった場合はどうすればよいですか?

A.当院の訪問診療を受けている患者さまに対しては、24時間対応する体制を設けています。緊急時の連絡先や対応方法は初回面談時にご説明します。生命に関わる緊急症状がある場合は119番へ通報してください。

まとめ|自宅でできる医療を知ることが、安心できる療養生活につながります

訪問診療では、定期的な診察やお薬の処方だけでなく、血液検査、床ずれの処置、点滴、在宅酸素の管理、緩和ケアなど、さまざまな医療を自宅で受けられる場合があります。

一方で、CTやMRIなどの詳しい画像検査、手術、集中治療などは、病院での対応が必要になります。

大切なのは、すべてを自宅だけで完結させようとすることではありません。

患者さまの病状や希望に合わせて、自宅で受けられる医療と病院で受ける医療を適切に組み合わせることが、安心して療養を続けるうえで重要です。

諏訪の森クリニックでは、女性医師を中心に、患者さまとご家族の想いに寄り添った在宅医療を行っています。

「今の病気でも訪問診療を利用できるだろうか」

「必要な検査や処置を自宅で続けられるのか知りたい」

「退院後の生活が心配」

そのようなときは、お気軽にご相談ください。

受診・ご相談のご案内

在宅療養支援診療所 諏訪の森クリニック

所在地:東京都立川市柴崎町2-17-21 2F

電話番号:042-521-0022

電話受付:平日9:00〜17:00

訪問診療エリア:立川市を中心に、周辺地域は要相談

ご本人やご家族のほか、ケアマネジャー、入院中の病院の相談員などからもお問い合わせいただけます。

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監修・医師紹介

諏訪の森クリニック 院長 木村 みどり

当院では、女性医師を中心に、患者さまとご家族の想いを大切にした在宅医療を行っています。

病気や身体の状態だけでなく、患者さまが住み慣れた場所でどのように過ごしたいかという希望を大切にしています。

木村みどり院長は、聖マリアンナ医科大学を卒業後、回復期リハビリテーション病院やケアミックス病院での勤務を経て、2006年に諏訪の森クリニックを開業しました。

病気の治療だけでなく、医療・看護・リハビリが連携し、患者さまが最期まで自宅で笑顔で過ごせるような医療を目指しています。

経歴・保有資格

経歴・保有資格の詳細はこちら:院長紹介・ごあいさつ

参考文献・参考情報

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